Hyper-V では、ゲスト用の仮想ネットワークをホストの無線 LAN アダプタに直接接続することができません。
Virtual Network Manager で選択肢に出てこないので、選びようがないからです。
John Paul Cook : Using Wireless with Hyper-V [1] によると、3 通りの解決策があるそうです。
方法 1. ICS (Internet Connection Sharing - インターネット接続の共有) を利用
Virtual PC Guy's WebLog : Using Hyper-V with a Wireless Network Adapter で紹介されている方法です。
Virtual Network Manager 上で仮想ネットワーク の Connection type を Internal としておいてから、ホスト側で無線 LAN インターフェースのプロパティページで共有の設定をして、仮想ネットワークから無線 LAN 経由で外に出ていけるようにする方法です。
この方法の利点は比較的お手軽なことですが、[1] でも述べられているように、ICS が用意してくれるプライベート側のネットワークアドレスが 192.168.0.0/24 固定だったり、DHCP で割り当てられるアドレスの数が少なかったり、DHCP を使うとデフォルトゲートウェイまで勝手に割り当てられるためネットワーク構成上都合が悪かったりと問題が多いためあまりお勧めできる方法ではありません。
私も最初はこの方法を試みていましたが、上記のような問題があったのでやめました。
方法 2. NAT を構成
ICS によるお手軽 NAT ではなく、本格的な NAT を構成する方法です。
仮想 NIC のConnection type を Internal にするところまでは上記 1. と同じだと思いますが、ICS の代わりに Windows Server の Role によって NAT を構成するという方法です。これが正攻法かもしれません。ホスト OS は Windows Server 2008 のはず(2009年初頭現在)なので、Router としての Role を追加して多少の設定を行うだけで NAT が構成できてしまいます。
これは汎用性の高い方法だと思われますが、NAT の構築に慣れていないと手間取ってしまうかもしれません。
仮想 NIC を無線 LAN のネットワークと L3 で切りたい時にはこの方法を使って NAT するしかないかもしれません。
方法 3. 無線 LAN のインターフェースと仮想 NIC をブリッジ
これがおそらくもっとも簡単でそれなりに柔軟な方法でしょう。
手順はとても簡単なので、[1] でも前半 5 つの絵だけで簡潔に説明が終わっています。(それ以降の絵はすべて 2. の方法の説明になっています)
これもやはり、まずは仮想 NIC の Connection type を Internal にします。そのあと、その仮想 NIC とホストの無線 LAN インターフェースとの間をブリッジ接続します。無線 LAN のネットワークに L2 でつながってしまっても問題ない場合はこれが一番お手軽だと思います。
ブリッジ接続するには、Network Connections で双方のインターフェースを同時に選択して、コンテキストメニューから「Bridge」を選ぶだけです。
Windwos Server 2008 で NAT を構成する方法を調べる
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